小規模多機能型居宅介護とは?在宅で暮らし続けるための地域密着型サービス

こんにちは、ヨシノです。

当法人が特に力をいれているサービスのひとつに小規模多機能型居宅介護があります。平成18年にスタートした比較的新しいサービスです。(といってももう10年目ですね)今回はその小規模多機能型居宅介護サービスのご紹介です。

小規模多機能型居宅介護とは

小規模多機能型居宅介護とは?在宅で暮らし続けるための地域密着型サービス

小規模多機能型居宅介護とは

小規模多機能型居宅介護は、利用者が可能な限り自立した日常生活を送ることができるよう、利用者の選択に応じて、施設への「通い」を中心として、短期間の「宿泊」や利用者の自宅への「訪問」を組合せ、家庭的な環境と地域住民との交流の下で日常生活上の支援や機能訓練を行います。

※厚生労働省のホームページより引用

1つのサービスで「通い(デイサービスのような通所サービス)」「宿泊(ショートステイに似たサービス)」「訪問(ホームヘルプのような訪問サービス)」が全部そろっています。

凄いね!凄いよね!

勝手に私は在宅サービス界のスーパーマンだと思ってる。あと定期巡回・随時対応サービスもなかなかのヒーローぶりだと思ってる。

もちろん必要以上のサービスを利用することはできませんが、日々変化する利用者の多様なニーズに応えるという意味では最強のサービスなのではないかと。

具体的にそれぞれどのようなサービスなのでしょうか

小規模多機能型居宅介護サービス:通い

小規模多機能型居宅介護とは?在宅で暮らし続けるための地域密着型サービス

先日開所した当法人の「小規模多機能型居宅介護 ひめゆり」のデイルーム

通いの定員は概ね15名以下で、デイサービスと同じように、ご利用者は施設に通っていただき、介護サービスを受けることができます。

デイサービスと違う点は、全員一緒のプログラムはなく、お一人お一人にあったスタイルで利用することができます。

例えば、「朝来て、お昼食べたらすぐに帰りたい」「朝はゆっくり寝たいから昼からサービスを利用したい」などもOKです。

お食事の提供、入浴介助などはもちろんレクや季節のイベントなども行われます。

小規模多機能型居宅介護サービス:宿泊

小規模多機能型居宅介護とは?在宅で暮らし続けるための地域密着型サービス

同じく当法人の「小規模多機能型居宅介護 ひめゆり」の宿泊スペース

宿泊の定員は概ね9名以下でショートステイのように短期間の宿泊となります。

ショートステイのように前もって日程が決まっているわけではなく、ご家族の急用や体調不良の際などの急な宿泊も可能です。

小規模多機能型居宅介護サービス:訪問

小規模多機能型居宅介護とは?在宅で暮らし続けるための地域密着型サービス
予め内容・時間・回数が決まっている訪問介護(ホームヘルプ)とは違い、その時の状況やご利用者のご希望などによって、通いでは支えきれない時間帯のニーズに対応します。

「ベッドから落ちた!」などの緊急時にも柔軟に対応できます。

利用料金は定額制!

利用料金は1カ月の定額制です。どれだけサービスを使っても金額は変わりません。

ただし、なんでもかんでも無制限にやってもらえる、ということはありません。ケアプランにそったサービス利用となるのは他のサービスと変わらないので、必要以上の利用はできません。サービス継続のためにもそこはしっかり理解しておくことが重要ですね。

小規模多機能型居宅介護の利用イメージ

小規模多機能型居宅介護とは?在宅で暮らし続けるための地域密着型サービス

当法人のパンフレットからの転用なので、文字が小さくてすみません…

上記の利用時間は目安です。サービスはご利用者のご都合にあわせて様々な組み合わせができます。

「通い」で顔なじみになった職員が「宿泊」や「訪問」も対応するので、認知症などの環境の変化に敏感な方でも、その方にあったペースでサービスを利用することができます。

小規模多機能型居宅介護:メリット・デメリット

小規模多機能型居宅介護とは?在宅で暮らし続けるための地域密着型サービス

メリット

  • ケアプラン作成も含めて、契約は1つ。判り易く手間もかからない
  • 料金は1か月ごとの定額制で安心
  • 少人数制でその人に合わせたケアが可能
  • 必要に応じてサービスを組み合わせることができる
  • 急な変更も可能

デメリット

  • ケアプラン作成は小規模多機能型居宅介護所属のケアマネジャーの担当となるので、既存のケアマネージャーから変更となる
  • 訪問介護、通所介護、訪問入浴などの他のサービスが併用できない(訪問看護、福祉用具などは可能)
  • 通い、宿泊共に定員があるので、希望日に利用できない可能性もある(ただ登録自体の定員もあるので、そこまで混みあうことはないと思います)
  • 看護師が必ず配置されているわけではないので、事業所によっては医療ケアが弱い場合もある

1つの契約で色々なサービスを使える分、他の部分で制限があるということですね。

小規模多機能型居宅介護に向いている方

小規模多機能型居宅介護とは?在宅で暮らし続けるための地域密着型サービス

  • 最期まで住み慣れたご自宅で暮らしたい
  • 自宅で介護を続けたいが、認知症が悪化して家族がもう限界
  • 独居、または高齢者世帯で不安
  • 退院後の在宅生活を支えてほしい
  • 薬を飲むのを忘れてしまう、服薬管理ができずに体調が安定しない
  • 施設入居待機中であり、入居までの期間、在宅生活を支えてほしい
  • 一日のデイサービスでは長く感じる
  • 持病があり、体調の変化があるので、柔軟に変更できるサービスがいい

地域密着サービスの名に相応しく、まさに地域で暮らしていくためのサービスです。

まとめ:慣れ親しんだ地域で暮らすことを応援してくれるサービス

小規模多機能型居宅介護とは?在宅で暮らし続けるための地域密着型サービス
まだ横浜市内でさえ地域によって小規模多機能型居宅介護の認知度というのは差があるようですが、今後平均在院日数がどんどん短くなっていく中で、在宅生活を支える重要なサービスのひとつになると思います。

在宅生活を支えるだけではなく、地域密着型サービスとして地域の皆さんが集う場所として、ご利用者と事業所のつながりだけではなく、そこで新たな地域の輪が広がる場所としても期待したいと思います。

ここからは私の所感ですが、当法人の小規模多機能型居宅介護事業所に行く度にアットホームな雰囲気を感じます。もちろん他の施設でも感じますが、ご利用者もスタッフもボランティアさんも地域の方が多いので、他の施設にはない「ご近所さんが集まってる感じ」というのがなんとも温かいな、と思ったり。

大抵の小規模多機能型居宅介護事業所は施設見学を受け付けていると思うので、ご近所に小規模多機能型居宅介護事業所があってサービスを検討されている方は是非その「ご近所のつながり」を感じに見に行かれることを激しくおすすめします!

というわけで、小規模多機能型居宅介護サービスのご紹介でした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

フォローする