こんにちは、横浜でセアカコケグモが出たと聞いてビビっているヨシノでございます。鶴見の皆さんお気をつけて…。
さて、せっかく社会福祉法人のプロモーションに関わらせていただいているのでそのお話を。定期的に連載としてアップできればいいなと思っています。
社会福祉法人の皆さん、ホームページとかパンフレットってどうやって作ってますか?

みなさん大概こんなかんじだと思う
社会福祉法人に限らずどこの企業でも同じだと思いますが、絶対必要になってくるホームページやパンフレット・チラシなどのペーパーアイテムなどのプロモーションツールってどうやって作ってますか?
ご利用者に事業所やサービスのことを説明するのにパンフレットが必要だし、職員募集するのにチラシが欲しい、最新情報をホームページに掲載して集客したい!などニーズは多岐に亘ると思います。
ただ現場は忙しいし、そもそもプロモーションツールなんてどう作るか判らないし、すぐ使いたいし費用もないから外注するものなー…と困っている法人さんも多いはず。
というわけで当法人の実例も含めて、社会福祉法人的プロモーションツール作成についてご紹介したいと思います。
自社のホームページ・パンフレットを作る時に考えられる3つのパターン

現在ヨシノは広報誌制作の真っ最中です
自社のプロモーションツールを作る時に考えられるパターンは以下の3パターンだと思います。(他の方法はあんまり考えられないと思う)
自社のプロモーションツールの作成方法パターン
- 事業所の管理者や事務方などのパソコン得意そうな職員が空いた時間で無理やり作る
- ディレクション(制作指導・調整など)だけ内部でやって、実制作は外注する
- 法人でクリエイターを雇用して、企画立案から制作、運用まで一任する
それぞれの作成方法のメリット・デメリット
1.事業所管理者やパソコン得意そうな職員が空いた時間で無理やり作る
小規模の社会福祉法人とかだとこの方法を採っているところが多いのではないかと思います。紙媒体だったらWordやPowerPoint、ホームページだったらビルダーを使って苦労しながら作っている方も多いと思います。
メリット
- とにかく費用が安価
- サービスを理解している人が直接制作するので、実際のサービスとの齟齬が少ない
- 使いたいと思ったらすぐ作れるので、タイムラグが少ない
- 修正したい時にすぐできる(コストもかからない)
デメリット
- 本来やるべき仕事とは別に制作に時間をとられるので、制作者の負担が大きい
- 現場の方が時間がない中で作るのでクオリティは低い
- クオリティが低い=ブランド(法人)イメージに関わる=効果が低い
- 専門的な知識が必要なこともあるので、作れないケースもある
2.ディレクション(制作指導・調整など)だけ内部でやって、実制作は外注する
正直これはピンからキリまであるので、一概に「こう!」とは言えない部分も多いです。
メリット
- 1番目の方法よりも見た目的なクオリティはあがる
- 法人では思いつかないレベルの提案を貰えることができる(ケースもある)
- HPだったらその後の運用、紙媒体だったら印刷、ポスティングまで提案を貰える(ケースもある)
- 制作自体は外部に投げられるので、1番目の方法よりも負担は少ない
デメリット
- 制作会社はピンキリなので、提案されるがまま受け入れてしまうと大概費用が高額になる
- 制作会社はサービスの知識はないので、内容を考えたり、調整したりする(=ディレクションと言います)のは内部の担当者になり、負担になる
- サービスを理解していない制作会社にお任せでツールを作らせると現場のサービスとの齟齬が大きい=見た目はよくても効果の低いものになりがち
- 制作会社は複数の案件を並行稼働しているので、リリースまでに時間がかかることが多い
- 発注の際の契約にもよるが、リリース後の修正、追加などは大抵別途料金が発生するし、時間もかかります
法人でクリエイターを雇用して、企画立案から制作、運用まで一任する
この手法をとっているのはある程度規模のある企業かな、と思います。
メリット
- クオリティは前述の2つより高い(見た目だけではなく、内容的にも)
- サービスを理解しているスタッフが作るので、現場との齟齬が少ない効果のあるツールができる
- 法人内に制作者がいるので、更新・修正・追加などは比較的短時間でできる
- 単発ではなく、長期的な目線でのプロモーションも可能(それこそブログ運営とか)
- 特定の人物がプロモーションに関わることでブランドイメージが統一される
デメリット
- 人1人雇用することになるので、費用は高額
- 企画立案・現場とのディレクション・サービス理解・制作ができる人を見つけるのは大変
結局どの方法がいいのか
上記のメリット・デメリットをまとめると下記のようになります。
それぞれ良し悪しと言わざるを得ない。というわけで正解はありません…!!(またそのオチ!)
正直現場の人でも「実は昔クリエイティブ業界にいました☆」みたいなチートもいるし、めちゃくちゃ親身になってくれて安価でやってくれる外注先もあるし、いざデザイナー雇っても全然何もできない人っていうケースもあるし。
ただクリエイターを雇うのは継続的に企業内にニーズがある場合じゃないと厳しいと思います。(ホームページリニューアルしたいから短期的に派遣の人に来てもらうみたいなやり方でもいいと思いますが)
ちなみに当法人は1番目の方法(現場で無理やり作る)と3番目(プロ雇って作る)の合わせ技です。本当は全部うちの部署でやれればいいんですけど、いかんせん150事業もあるので2人体制だと無・理…!ちょっとずつ整備していってる現状です。過渡期。
まとめ:クオリティ重視するツールとそこまで求めないツールを分類し、使い分けがおすすめ
まとめるとクオリティと費用は当たり前だけど、比例しますよ!という結論になります。
費用をケチって、低クオリティのツールばっかり配信してると企業自体のイメージも低下しますよ。まじで。
ただ費用がない場合は、プロモーションツールの中でも重要度の高いツール(例えば多くの人の目に触れるホームページや、コーポレートカラーを示す法人パンフレットなど)と重要度の低いツール(短期的なイベント告知、特定の人にしか見せない渉外用資料など)で分れると思うので、重要度の高いツールは外注、またはプロを雇用して作り、重要度低いツールは職員で頑張って作るとかっていう使い分けをするといいのかなと思います。
「職員で頑張って作った感」があったほうが良いケースっていうのもありますし。(地域のお祭のポスターとか手作り感あったほうがいいいよね)
というわけで、「社会福祉法人的プロモーションのツボ」第1弾として、プロモーションツール作成手段についてのご紹介でした。後々「WordやPowerPointでプロ並のチラシが作れる10のコツ!」みたいな煽ったポストもしてみたいです(笑)