事業所を越えた交流で自己研鑽!リハビリスタッフ座談会を開催

お久しぶりですヨシノでございます。(毎度この挨拶)

新年度ですね!今年も新卒職員が眩しいです。でも今回は昨年度の話です。

リハビリスタッフによる座談会を開催!

事業所を超えた交流で自己研鑽!リハビリスタッフ座談会を開催

今回2回目の開催です


当法人では訪問看護サービスの中でリハビリケアを提供しています。

横浜市内18事業所の訪問看護ステーションがあり、リハビリスタッフ(いわゆる理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)が130人ほど在籍しています。

この業界に来てびっくりしたんですが、福祉にかかわる皆さんの自己研さんの意識がすごく高くて、リハビリスタッフさんも例にもれず、ご利用者のために日々知識や技術を磨いているという印象です。

先月、自己研さん活動の一環として、リハビリスタッフさんによる自主的に企画された座談会が開催されました。

理学療法士・作業療法士による座談会-概要

事業所を超えた交流で自己研鑽!リハビリスタッフ座談会を開催

概要説明中!訪問看護リハビリステーション 希望の大地のナガサワさん

概要

  • 参加人数:30名
  • 参加職種:理学療法士・作業療法士
  • 開催場所:法人本部会議室
  • 開催時間:業務終了後、1時間半ほど

座談会の目的

普段各18事業に分かれて活動している理学療法士・作業療法士同士で交流を深め、課題を共有し、自己研さんを積み上げる。

座談会の流れ

  1. 主旨、概要説明
  2. 導入説明(そのあとの流れ説明)
  3. グループに分かれて、役割(書記、最後の発表役)決定
  4. 症例共有、ディスカッション
  5. 感想発表

今回の座談会のお題はリハビリテーションマネジメント!

事業所を超えた交流で自己研鑽!リハビリスタッフ座談会を開催
今回の座談会のテーマは「リハビリテーションマネジメント」でした。

リハビリテーションマネジメントとは

リハビリテーションマネジメントは、調査、計画、実行、評価、改善のサイクルの構築を通じて、心身機能、活動及び参加について、バランス良くアプローチするリハビリテーションが提供できているかを継続的に管理することによって、質の高いリハビリテーションの提供を目指すものである。

厚生労働省より

相も変わらず「なるほど、わからん」っていうかんじですが、簡単に書くと「リハビリスタッフがご利用者の自立支援・活動参加などの目標達成のためにリハビリの視点を持ってサービスを管理(助言・指導を行うことで質の高い包括的なリハビリテーションアプローチを提供)すること」だそうです。

ケアプランや他サービスにおいても自立支援や活動参加に向けた目標達成のためにリハビリの視点大事にしていこうよということです。(極端にざっくり言うと!)

2015年度の介護報酬改定でリハビリテーションマネジメント加算が新設されました。当法人にとっても重要な課題です。詳しくは別記事でいつかまとめたいです。いつか。

座談会の具体的な課題は3つ

事業所を超えた交流で自己研鑽!リハビリスタッフ座談会を開催

リハビリテーションマネジメントの説明をする訪問看護リハビリステーション 豊穣の大地のマチダさん

今回の課題

  1. 医学的情報の提供
  2. ケアプランに対しての情報提供・助言
  3. 他サービスに対しての助言

リハビリテーションマネジメントの実践ということで、グループごとに症例をもとに上記の3つの課題でディスカッションを行いました。

例えば・・・

医学的情報の提供
  • 例:パーキンソン病の方でオンオフの症状(スイッチを入れたり切ったりするように症状がよくなったり悪くなったりする現象)が著明です。薬の飲む時間に注意しましょう。
  • 例:最近浮腫の症状が酷いようですが、心不全の可能性があります。受診されてますか?…など
  • ケアプランに対しての情報提供・助言
  • 例:退院直後なので、訪問入浴のサービスを入れているが、リハビリを頑張ればこの方の場合ヘルパーさんの介助で自宅で入浴が可能です。今後の目標を考えましょう…など
  • 他サービスに対しての助言
  • 例:デイサービス利用時のトイレまでの歩行介助ですが、この方は前方に倒れやすいので注意してください。
  • 例:食事介助でこの方は食べ終わったように見えても口の中に残ってる場合もあるので、確認してから次を入れるように注意してください…など
  • 事業所を超えた交流で自己研鑽!リハビリスタッフ座談会を開催

    桜井経営顧問が飛び入り参加。一番楽しそう(笑)


    グループ分けは6人×5グループで予め決めておき、ファシリテーター(進行役)は用意した症例を担当しているスタッフさんです。

    普段顔をあわせることがないこととはいえ、同法人で活躍する同じ職種の仲間です。自己紹介から始まり、すぐに活発に議論が始まります。

    「サービス担当者会議あるある」や「~の場合はいつもどうしてる?」など同職種ならではの話題で盛り上がっていました。

    リハビリテーションマネジメントに触れた感想

    事業所を超えた交流で自己研鑽!リハビリスタッフ座談会を開催
    今回はグループごとに議論した症例が違ったので、今回の感想ということで最後に代表者による発表がありました。

    リハビリテーションマネジメントに触れた感想

    デイサービスを利用されている方も多いが、どのように過ごされているかノートなどを活用して情報共有することが、目標に向けて具体性を持ったリハビリのプランに繋がるのではないか。

    我々は単に機能訓練をするだけでなく、社会資源を使ったり、ご利用者の気持ちを支えたり、ご本人だけでなくご家族も支えるという包括的な視点が重要だと感じた

    ケアプランにアドバイスする際にケアマネジャーへの伝え方が難しい、という話題があがった。上から言うのでなく「リハビリの視点から見るとこうだけれど、ケアマネジャーの視点から見るとどうか」というような一緒に最善の方法を考えられるような提案の仕方をしていくべきだと感じた。

    ご利用者ご本人の疾患を理解するのは当然だけれど、他サービスの動きもしっかり理解して想定できなければ、サービスの提供や的を得たアドバイスも難しい。今まで忘れていたことや理解していなかったことに気づくことが出来てとても勉強になりましたし、楽しい時間でした。

    座談会の総括

    最後にアドバイザーとして参加していた訪問看護サービス事業部長より下記のようなお話がありました。

    いつも言っている事ですが「自分が訪問する1時間をどうするかではなく、自分が訪問していない時間にご利用者がどう生活しているか」ということを考えてください。基本的にそれがリハビリテーションマネジメントだと思っています。

    リハビリの視点でどうしてもアドバイスをしたくなると思いますが、他職種は他職種で違う視点から様々なことを考えています。他職種の方々と意見が合わないと思ったことはありませんか?

    看護師は安全性を第一に物事を考えています。ヘルパーさんも自分がどこまで介助できるかを考えています。一方リハビリスタッフはご利用者の可能性を考えています。

    それぞれの視点が違うので、他職種を知らないとリハビリテーションマネジメントというのは絶対にうまくいきません。一方的にリハビリの視点を押し付けるのではなく、皆さんには是非広い視点をもったセラピストになっていただきたいと思います。

    まとめ:同職種で課題を共有し、多職種に広げていく自己研さんの場

    医療と介護を始め、多職種の連携が重要とされている昨今、同じ職種同士で今回のように課題を共有したり、ご利用者のためにどのように他職種と連携していくかを考えていくことはとても重要なことなのではないかな、と取材させていただきながら思いました。

    特筆すべきは今回の企画が完全にリハビリスタッフさんによる自発的な企画だということです。

    忙しい中で、症例を準備したり、会場をセッティングしたりと事務局の方は大変かもしれませんが、それでもご利用者やサービス向上のためにこのような会を開催する熱意に感動。私もまだまだ勉強しなくちゃ、と触発されました。

    というわけで、3月に行われたリハビリスタッフによる座談会のご紹介でした。

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